2024.08.08
髪の乾かし方は合ってる?美髪を保つ正しい髪の乾かし方

「トリートメントをしているのに髪の毛が傷んでしまう」
「髪の毛がまとまりにくくいつもツヤがない」
「美容院帰りのようなのようなツヤ感のある髪の毛にならない」
このように感じることはありませんか?

そのお悩み、実は髪の乾かし方が間違っているのかもしれません。
ツヤのある美髪を目指したいなら、トリートメントやスタイリング剤だけではなく、乾かし方も大事!
髪の乾かし方ひとつで、美髪になれて、ヘアセットがとてもラクにもなります。
今回は髪の乾かし方をチェックしてみましょう。

自然乾燥はNG!ドライヤーは美髪作りには必須

「洗髪後うっかり寝落ちして、自然乾燥になってしまった。」
だれしも1度は経験したことがあるのではないでしょうか?

濡れた髪はキューティクルが開いており、髪が弱っている状態です。この時、キューティクルは剥がれ落ちやすく、摩擦などで簡単に傷ついてしまいます。

また、自然乾燥などで長時間髪が濡れたままになると、頭皮にいる常在菌が繁殖し、フケや匂い、ベタつきといった頭皮トラブルが起きてしまう場合もあり、注意が必要です。

それに、髪は濡れた状態から乾くときにクセがつきやすくなります。くせ毛の方は特に乾かし方によってくせの出方が変わります。髪の乾かし方はヘアスタイルのまとまり感を出すために大切です。

ですから、洗髪後はできるだけ早く乾かすのがおすすめです。
この、髪の乾かし方ひとつで、髪の毛のコンディションは変わってきます。

正しい髪の乾かし方

① タオルドライでしっかり水分を取る

シャンプー後、まずはタオルドライで水分を取り除きましょう。
ドライヤーで髪を乾かす前のタオルドライは美髪を保つために重要です。タオルドライでしっかり水分を取り除いておくと、ドライヤーの時間も短くてすみます。
タオルドライの方法からご紹介します。

【タオルドライのやり方】
1.髪の根元から首筋に向かって、手のひらでやさしく押さえて、水分を絞る
※髪が長い方は、髪の中間~毛先まで何度かに分けて手のひらで水分を絞りましょう
2.清潔なタオルで頭全体を包み込む
3.頭皮と髪の根元を手で押さえるようにして、タオルで水分を吸収する
  ※頭皮に近い部分に水分が溜まっていると、いつまで経っても髪の毛が乾きません。
4. 髪の中間~毛先は、タオルで挟むようにして、こすらないよう注意しながら水分を吸収する
5. 毛先を握ったときに、水が流れないくらいまでタオルドライする

頭皮は、ゴシゴシこすらずに、タッピングするように優しくタオルドライすると、マッサージ効果が期待でき、血行促進にもつながります。
また、髪もゴシゴシタオルでこすると、髪同士で摩擦が起き、キューティクルが剥がれる原因になってしまいます。キューティクルが剥がれた部分は、傷みやすくなります。
髪が摩擦で傷つかないように「押さえる」「挟む」の動作で、やさしく水気を取り除くのがポイントです。

このタオルドライ後に半乾きの状態で放置すると、髪の毛に思わぬ癖がつきます。髪の毛が広がりツヤも出にくくなるため、タオルドライ後はすぐにドライヤーで乾かすことが大切。

② アウトバストリートメントで髪を保護

タオルドライのあとは、ドライヤーで乾かす前に「洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)」を使いましょう。

ドライヤーの熱も、髪の傷みの原因になります。とくに傷みが気になる毛先には念入りに。
トリートメントで髪を熱から保護して、ダメージを予防します。

手にとったアウトバストリートメントは両手でこすりあわせて指の間までしっかりと伸ばしてから、髪全体にむらなくいきわたらせてください。

③ ドライヤーで乾かす

トリートメントで髪を整えたら、ドライヤーでしっかり乾かします。

髪の毛の乾かし方
1. 弱めの温風で前髪に、左右両側から風を当てて乾かす
2. ドライヤーを強い温風にし、髪の根元を中心に、全体を80%ほど乾かす
※髪の流れに逆らわないよう、上からドライヤーの風を当てるようにしましょう
3. 弱めの温風で全体をしっかり乾かしながら整える
 ※水分が残っている髪の中間~毛先を中心に風を当て、手ぐしを通しながら乾かしましょう。
4. 仕上げに冷風を全体に当てて、髪に残った熱を逃す
※冷風を当てることにより髪の温度が下がり、仕上げたシルエットをキープしやすくなります。

ドライヤーを使う時は、指定の距離を離すようにしましょう。
近すぎると髪や頭皮への負担が大きくなります。

髪のダメージが気になる人は、まずは髪の乾かし方から見直してみましょう。
適切に髪を乾かすだけでも、髪のツヤが生まれたり、スタイリングが決まりやすくなります。
毎日やさしく髪を乾かして美髪作りをしていきましょう